【初めての方へ】美術品鑑定とは?査定の流れ・費用・注意点を福岡の鑑定士が解説【総合編】
東京銀座で10年、美術品鑑定士として従事し、現在は福岡県内で美術商を営んでおります。
丸奈アートの奈良岡です。
今回は、美術品の査定を依頼する際の流れ・費用・依頼前の注意点について、分かりやすくお話しします。
今後は、掛軸・絵画・茶道具など種類別にもシリーズ化して詳しく解説していく予定ですが、今回はまず総合編として全体の流れをお伝えします。
■美術品の査定は「2段階」で進むことが多い
美術品の査定は、大きく分けると3つの依頼方法と2段階の流れがあります。
まずは最初の段階である簡易査定からご説明します。
■第1段階:簡易査定(まず価値を知るための査定)
最初は、お電話・メール・LINEなどで作品の情報をお伝えいただき、おおよその価値を確認する簡易査定から始まることが一般的です。
■電話での簡易査定
お電話での査定は、
- メールやLINEが苦手な方
- 口頭で詳しく説明したい方
に向いています。
この場合、画像を確認できないため、鑑定士は作品の情報を口頭で伺い経験や市場相場をもとに大まかな評価をお伝えする流れになります。
ただし、画像や現物確認がない分正確な査定額とは差が出る場合があります。
そのため、電話査定はあくまで目安として考えていただくと安心です。
■メール・LINEでの簡易査定
メールやLINEでの査定は作品の画像を添付できるため、電話よりも査定精度が高くなります。
特に以下を一緒に送っていただくと、査定がスムーズです。
- 作品全体の写真
- 作家名や署名部分
- 箱書きや付属品
- 状態が分かる写真
■注意点:画像だけ送るのは避ける
ここでよくあるのが画像のみ送られてメッセージがないケースです。
これでは鑑定士側も、
- 査定希望なのか
- ご相談なのか
- 売却希望なのか
判断しづらいことがあります。
そのため、最低でも
「査定をお願いします」
と一言添えていただけると、その後のやり取りが非常にスムーズになります。
■査定前に伝えておきたい5つのポイント
簡易査定を依頼する際は、以下の5点をお伝えいただくと、より正確な査定につながります。
① 作家名(分かる場合)
② 品物の種類(絵画・掛軸・茶道具・陶器など)
③ 形態(掛軸・額装・置物など)
④ サイズ感(縦横寸法・高さなど)
⑤ 状態(シミ・日焼け・割れ・欠け・傷など)
情報が多いほど、鑑定士もより詳細に判断しやすくなります。
■査定費用はかかるのか?
査定費用について不安に思われる方も多いですが丸奈アートでは簡易査定は無料で行っております。
これは銀座の画商時代も同様で一般的に多くの美術商では簡易査定を無料としているケースが多いです。
■ここまでが第1段階
ここまで簡易査定を受けた上で、
- 希望額と合わない
- 今回は見送る
- 売却を迷っている
という場合は、この段階で終了して問題ありません。
無理に売却を進める必要はありません。
■第2段階:現物査定(実際に売却を進める場合)
簡易査定の結果を踏まえて、実際に売却を進めたい場合は次に現物査定へ進みます。
■店舗への持ち込み査定
作品数が少ない場合や依頼する業者の雰囲気を見てからお話を進めたい方は、ご来店での査定がおすすめです。
実際に店舗を確認できるため、安心してご相談しやすい方法です。
■出張査定
作品数が多い場合や、大型作品の場合は出張査定が適しています。
特に、
- 掛軸が複数ある
- 額装作品が大きい
- 遺品整理で点数が多い
といったケースでは、出張査定の方が負担が少なくなります。
■現物査定の費用について
丸奈アートでは、現物査定についても費用はいただいておりません。
ただし、業者によって対応は異なる場合がありますので他社へご依頼される際は事前に確認されることをおすすめします。
■次回予告
次回以降は、
- 掛軸
- 絵画
- 茶道具
- 骨董品
など、種類ごとに査定時に伝えるべきポイントを詳しく解説していきます。
正しい情報を伝えることで、その後の査定もよりスムーズになります。
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