【実際どうなの?】美術品・骨董品は投資になる?|福岡・九州の鑑定士が市場と楽しみ方を解説
結論から申し上げると美術品・骨董品は投資対象として考えることもできますが、それ以上に「楽しむこと」が最も大切だと私は考えています。
東京銀座で10年間、美術品鑑定士として従事し、現在は福岡県内で美術商を営んでおります。
丸奈アートの奈良岡です。
今回は、少し個人的な考えも交えながら、美術品の価値について率直にお話しします。
美術品を投資として考える方へ
現代アートを扱っていると、作品を購入された直後に
「今売ったらいくらになりますか」
というご相談をいただくことがあります。
もちろん、その考え方自体を否定するつもりはありません。
しかし市場の現実として申し上げると、同じことを考える方は非常に多く、
同一作品が一斉に市場に出ることで価格が伸びにくくなるケースも少なくありません。
実際に、同じ作品の査定依頼が短期間に複数件入ることもあり、
相場が安定していない段階では慎重な評価になることもあります。
価格だけでは測れない価値
美術品は単なる「モノ」ではなく、歴史や背景、作者の想いが詰まった存在です。
誰がどの時代に作り、どのように受け継がれてきたのか。
そうした要素によって価値は大きく変わります。
つまり、美術品の価値は価格だけで判断できるものではないのです。
鑑定士として伝えたいこと
現場で多くの作品に触れてきた中で感じるのは、
「いくらで売れるか」だけを基準にすると、本来の魅力を見失う
ということです。
むしろ、
- 毎日眺めたくなる
- どうしても手元に置きたい
- その作品に惹かれる理由がある
そうした想いで迎えられた作品こそが、人生に寄り添い、本当の価値を持つと感じています。
価値が上がるケースもあるが再現性は低い
例えば、草間彌生の版画作品は近年大きく評価額が上昇した代表例です。
かつては手に入れやすい価格帯だった作品が、現在では驚くような価格になることもあります。
ただし、こうしたケースは決して多くはなく、
再現性のある投資とは言い切れません。
だからこそ「楽しむ」ことが本質
お部屋に飾る。
季節ごとに眺める。
家族と語り合う。
それだけでも、美術品は十分な価値を持っています。
価格は後からついてくることもありますが、
作品を楽しむ時間はその瞬間にしかありません。
私自身も、美術品を手に入れる際に価格の上昇を期待することはほとんどありません。
「この作品と出会えた」という感覚を大切にしています。
迷ったときはまず価値を知ることから
美術品・骨董品は資産価値を持つことがありますが、
それ以上に人の心を豊かにする力を持っています。
価値が上がるかどうかではなく、その作品を好きになれるかどうか。
それが最も大切ではないでしょうか。
福岡・久留米で美術品のご相談なら
丸奈アートでは、売却のご相談だけでなく、
現在の市場価値やコレクションの楽しみ方についてのご相談も承っております。
査定無料・出張費無料・秘密厳守
「価値だけ知りたい」「売るか迷っている」段階でも問題ございません。
福岡・久留米で美術品や骨董品についてお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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