【登録証が重要】日本刀の簡易査定の流れと注意点|福岡の鑑定士が解説

結論から申し上げると、刀剣の査定では まず銃砲刀剣類登録証の有無を確認することが最も重要 です。

東京銀座で10年、美術品鑑定士として従事し、現在は福岡県内で美術商を営んでおります。
丸奈アートの奈良岡です。

前回の記事では、陶器・磁器の査定の流れや依頼方法についてお伝えしました。
まだお読みでない方は、あわせてご覧いただくと今回の記事の理解がより深まります。

■前回の記事
【分かりやすく解説】陶器・磁器の簡易査定の依頼方法|福岡の鑑定士がポイントを解説


今回は、刀剣・日本刀の簡易査定の依頼方法と、その後の流れについて分かりやすくご説明します。
刀剣は、銃砲刀剣類登録証(以下、登録証と呼称)・作者(銘)・保存状態・拵えの有無 によって査定額が大きく変わるため、事前に伝える情報がとても重要です。


■登録証がない場合にまず確認していただきたいこと

刀剣の登録証が見当たらない場合でも、すぐに処分を考える必要はありません。
日本刀は武具としての側面だけでなく、現在では 美術品・歴史資料として高い価値を持つもの も多くあります。

また、売却可能なお品物である場合もあります。

登録証がない場合は、まず最寄りの警察署(生活安全課)へ連絡し、「発見届」の手続きを行ったうえで、各都道府県の教育委員会における登録審査会で登録証を取得する流れが一般的です。

登録手続きについてご不安な方は、丸奈アートまでお気軽にご相談ください。


■刀剣の査定で鑑定士が知りたい4つの情報

① 銃砲刀剣類登録証の有無

まず最初に確認したいのが、銃砲刀剣類登録証 の有無です。

刀剣は1振りごとに、各都道府県教育委員会が発行する登録証が必要です。

登録証が付いていない刀剣は売買ができません。

登録証がない場合でも、正しい手順を踏めば問題なく売買できるようになりますので慌てずご相談ください。


② 登録証の記載内容

登録証には査定に必要な基本情報の多くが記載されています。

例えば、

  • 種別(太刀・刀・脇差・短刀)
  • 長さ
  • 反り
  • 目釘穴の数
  • 銘文(作者名)
  • 無銘(作者不詳)

などです。

この内容をそのままお伝えいただければ、簡易査定が非常にスムーズになります。


③ 保存状態

刀身の状態は査定額に大きく影響します。

以下の点をご確認ください。

  • 刃こぼれ
  • 刀身の曇り
  • 欠け

特に刀剣は、わずかな欠けでも評価に影響する場合があります。

状態が分かる写真を添付していただけると、より正確な査定につながります。


④ 拵えの有無

鞘・柄・鍔などの外装一式(拵え)があるかも重要です。

拵えが付属している場合は、刀身だけでなく外装にも価値が付く場合があります。


■安全上のご注意

刀身の状態確認には、十分ご注意ください。

日本刀は非常に鋭利で、慣れていない方が扱うと怪我をする危険があります。

実際に私自身も、銀座の画商時代、扱いに慣れない頃に刀身の汚れを拭こうとして指を切ってしまった経験があります。
その場では怪我に気付かず、後から指が血で染まっていることに気付きました。

日本刀はそれほど鋭利なお品物です。

扱いに不安がある場合は、無理に刀身を抜いたり触れたりせず、まずは登録証の内容だけお伝えいただければ十分です。


■簡易査定の依頼方法

上記の内容を、お電話・メール・LINEなどで鑑定士へお伝えください。


■電話での簡易査定

お電話の場合は口頭のみのご説明となるため、査定の精度はやや大まかになります。

ただし、

  • いつ頃入手したものか
  • どなたから受け継いだものか
  • 登録証の内容

などの背景を詳しくお話しいただけるため、有効な方法です。


■メール・LINEでの簡易査定

よりおすすめなのは、メールやLINEで画像を送っていただく方法です。

以下が確認できると査定精度が上がります。

  • 登録証の写真
  • 刀剣全体の写真
  • 拵えの写真
  • 状態が分かる部分写真

■その後の流れ(第2段階:現物査定)

ここまでが第1段階の簡易査定です。

この段階で、おおよその評価額をお伝えできる場合が多いです。

その後、実際に売却をご検討される場合は、第2段階の現物査定へ進みます。


■現物査定の方法

現物査定には主に2つの方法があります。

  • ご来店での対面査定
  • 出張査定

複数振ある場合や持ち運びが不安な場合は、出張査定がおすすめです。


■福岡で刀剣・日本刀の査定をご検討の方へ

丸奈アートでは、福岡を拠点に九州全域で刀剣・美術品の査定・買取に対応しております。

無理に売却をおすすめすることはありません。

まずは現在の価値を知ることからでも大丈夫です。

査定だけのご相談でも結構です。

お客様の状況に合わせて、丁寧にご説明いたします。

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