【福岡・九州】まとめて査定は本当にお得?|1点ずつ見る査定が大切な理由
東京・銀座で10年間、美術品鑑定士として従事し、現在は福岡を拠点に美術品・骨董品の査定・買取を行っております、丸奈アートの奈良岡です。
今回は、出張査定をご依頼される際に知っておいていただきたいお話です。
結論から申し上げると、
「まとめて査定」という方法は、場合によっては損をしてしまうことがあります。
なぜなら、美術品や骨董品の中には、一見すると他の品物に紛れてしまうような高評価品が含まれていることがあるからです。
実際にあった査定の現場
以前、6畳間いっぱいに美術品や骨董品が保管されているお宅へ出張査定に伺ったことがありました。
掛軸、絵画、茶道具、古銭、刀剣など、多種多様なお品物が並んでおり、かなりの点数でした。
査定を進めている途中、お客様からこんなお話を伺いました。
「実は、あなたの前に別の業者さんにも見てもらったんです」
その業者さんは、一部のコレクションを確認した後、
「ここからここまで全部まとめて数万円です」
という形で査定をされたそうです。
査定にかかった時間自体も随分と短い時間だったようです。
もちろん、そのような査定方法が間違いだと言うつもりはありません。
引越しや建物の解体などで時間が限られている場合には、全体を見て概算で評価する必要があるケースもあります。
最後に見つかった1枚の皿
しかし、このご依頼は特に急ぎではありませんでした。
そのため私は、1点ずつ丁寧に確認しながら査定を進めました。
そして査定の終盤で、他の器の下に重ねられていた1枚の青磁皿を見つけました。
状態はよくありませんでしたが、それは龍泉窯の青磁皿(中国の宋代から明代の綺麗な緑色の皿)でした。
箱もなく、有田焼の器に紛れて保管されていたため、見落としてしまっても不思議ではない状態でした。
ところが、その皿だけで十数万円の評価になる可能性があるお品物だったのです。
もし最初から「まとめて数万円」という査定になっていたら、この価値は埋もれていたかもしれません。
なぜ1点ずつ見ることが大切なのか
美術品や骨董品の世界では、
- 箱がない
- 作者が分からない
- 他の品物に紛れている
という理由で、本来の価値が見過ごされることがあります。
もちろん、すべてのお品物に高額な価値があるわけではありません。
しかし、専門家が実際に確認して初めて分かる価値が存在することも事実です。
だからこそ私は、可能な限り1点ずつ丁寧に拝見することを大切にしています。
「もっと早く相談すればよかった」という声も
査定の現場では、
- 「処分した後で価値を知った」
- 「整理してから聞けばよかったと思った」
- 「もっと早く相談しておけばよかった」
というお話を伺うことがあります。
価値があるかどうか分からなくても構いません。
迷われた時点でご相談いただくことが、結果的に後悔を防ぐことにつながる場合があります。
福岡・九州で美術品・骨董品の査定をご検討の方へ
丸奈アートでは、
- 遺品整理前のご相談
- 蔵や倉庫の整理
- 美術品かどうか分からないお品物の確認
- 出張査定
にも対応しております。
また、福岡県を中心に九州全域でご相談を承っております。
査定は無料です。
「価値があるか分からない」
そんなお品物でもお気軽にご相談ください。
「美術品との最高の出会いと別れを」
そのお手伝いができれば幸いです。
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